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私は闘う:野中広務(後編)

2006.09.18(19:56)
政治道とは闘うこととみつけたり

私は闘う 私は闘う
野中 広務 (1999/07)
文芸春秋
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またまた間がかなりあいてしまったが、前編中編の続き。

果たしてこの後編を待ってた人がいるのかは甚だ疑問だが、
(逆に読んでない人は知っているがな!)
始めてしまった以上しょうがない。

(以下興味のない人は読まないこと強く推奨)

6:初入閣

野党になった自民党の「社会党との連立政権」という
ウルトラCが炸裂した村山政権。この村山政権で
野中は遂に自治大臣、国家公安委員長として初入閣を果たす。

野中曰く「自分がなるとは思っていなかった」
相変わらず、ホリプロキャラバンの優勝者みたいな
奥ゆかしいコメントである。

この村山首相、政権発足時に
日の丸・君が代・安保を是認する所信表明演説をするのだが
僕は、結局この瞬間に社会党は死んだんだと思う。
政権という毒薬は凄まじく魅力的なのはわかるのだが、
社会党はいつまでも単独政権を夢見る不思議少女でいるべきだった。

まあ、そんな結果論は置いといて、
世紀の変節たるこの所信表明演説に星飛雄馬並に
猛烈に感動した人がいたのである。
そう、我らが野中である。

「これだけ大変な決断をした人を自分は一生支え、
尽くしていかねばならん」

愛情すら感じるこの決意。
まあ、単に村山も小沢のことが大嫌いだったという
こともあるのだろうが、実際、野中は
「村山側近の三馬鹿大将」と揶揄されるほど村山に尽くすのである。
ちなみに、残りの2人の馬鹿大将は亀井静香と野坂浩賢である。


7:オウムとのバトル

初入閣した野中に安息の日々はない。
詳しくは前編の年表を見てもらえばわかるが、
やはりバトルの神様に愛されているのである。

政権発足の年に冤罪事件としても有名な松本サリン事件がおきる。
そして翌年の元旦の読売新聞の「上九一色でサリン検出」の
一面記事を契機に、オウムと国のバトルが徐々に本格化するのである。
そして国側の総司令官が国家公安委員長の野中なのである。

地下鉄にサリンがまかれ
国松警察庁長官が的にかけられる(犯人不明だが)
ブッチャー・シーク組対ファンクスの様な
大混乱の末に麻原逮捕秒読みの局面となる。

野中はオウム幹部の海外逃亡を警戒して
旅券の効力停止を法務省と外務省に要請する。
法務省は了解したが、外務省はなかなか動かない。
この時の外務省のトップが河野洋平
後の野中のバトル相手の1人である。

「この時の河野さんの対応を見て、申し訳ないが
政治家としての限界を感じた。」

そして迎えた麻原逮捕の朝。
背広の内ポケットに辞表を携え、野中は逮捕の報を
首相官邸で待つ。

「こんなに大袈裟なことをやって逮捕できなかったら
どうするんだ?」

と不安をもらす河野洋平。それに対し

「何言ってんだ!地獄の底まで行っても逮捕するんだ」

と言い返す野中。
この人は本当に地獄の底まで行きそうである。
まあ、この2人は水と油なんだろう、育ちにおいて。
もちろんその後、集団自殺や武装蜂起などの大きな混乱も無く
麻原が逮捕されたのはご存知の通りである。

さて、オウムに於いてはもう1人の河野さんも
重要な人物である。松本サリン事件の被害者であり、
当初犯人の扱いを受けた河野義行氏である。
麻原逮捕後、野中は河野氏に真摯な姿勢でお詫びをする。

この姿勢は立派だと思う。
とても同様の塗炭の苦しみを負っている
北朝鮮拉致被害者に冷たい態度を、
野中がとっていることが信じられないくらい立派である。


8:橋本政権への道

阪神大震災、オウム、全日空ハイジャック等
重大事件が目白押しだった村山政権も黄昏。
次期政権が話題に上ってくると、当然政界も動き出してくる。
自民党では「保保連合」(小沢新進党との連立)の構想が浮上してくる。

しかし、この「保保連合」は社会党に対する裏切りであると同時に
野中の不倶戴天の敵、小沢と自民党の雪解けを意味する。
仁義の男、野中としてはこれだけは絶対許せない。
許せないので、相手が誰であろうとバトルする。

相手は保保連合推進者である元首相、中曽根。

「大長老になられた人はあまり生臭くならず、
大所高所で静かに支えて欲しい。」


(生臭いって・・・坊主じゃないんだから)

「偉そうなことを」

(いや、実際に偉いと思います・・。)

「長生きも大事だが、人間として自分の立場というものを
考えてもらわないと、若い人は育っていかない」


(一言でいうと老害ということですね。)

「それほど小沢さんが良いのなら、自民党をさっさと出て
新進党に行ったらどうか」


(僕も昔、他の家を羨ましがったら、母親にこんな感じのこと言われました。)

非常に辛らつであるが、後に野中自身が
小泉によって中曽根と共に政界から退場させられ
今も時々、未練がましくチクリと小泉批判をしていることを
思うとなんとも皮肉なものである。

保保連合は結局実現には至らず
次期政権は自民党執行部の河野・森or橋本に絞られてくる。
甘ちゃんの河野と軽率な森が嫌いな野中は
橋本政権発足のために暗躍するのである。

そして河野・森の執行部で迎えた参議院選挙。
野中曰く「選挙マシーン」の創価学会を取り込んだ
新進党に自民党は敗北。
(今や自民と学会は蜜月であるが・・。)
野中は激しく執行部の責任を追及していくのである。
野中曰く「責任がないとはいわせへんで

そして迎えた自民党総裁選。
野中は精力的に橋本擁立運動のために動き回る。
こういうことに本人曰く「場数を踏んでる」のであり
なにより「血が沸く」のだそうだ。
要するにバトルが大好きなのである。

この結果、勝ち目がないと見た河野は
出馬を取りやめ敵前逃亡。一気に総裁選が盛り下がる。
この時に河野の代りに勝ち目がないながらも
立候補したのが後に野中を葬るキラー小泉なのである。

河野に気概があれば、
もしくは打倒河野に野中の血が沸かないで
もう少し総裁選が接戦だったのなら
後の小泉政権の誕生はもう少し遅かったのかもしれない。
そして野中の引退も・・。


本書は橋本政権の発足までで終わっているが
氏には是非、橋本政権後~小泉政権までのバトル史を
是非出版して欲しいものである。
と当たり障りのない言葉で、凄まじく面倒くさかった
この一連のシリーズを終わらすことにします。

追記:あ~今調べたら、出てましたそういう本。
「老兵は死なず」というタイトルで・・・。

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コメント
おもしろいねえ・・・

何がおもしろいかって兄やんがこう書くと読みたくなるもん。

けどなんで野中は拉致被害者に厳しいんだろう???
【2006/09/18 20:07】 | 鎮痛剤 #- | [edit]
ありがとーごぜーますだ。
厳しい理由?
そりゃ利権があるからですよ。
【2006/09/18 21:53】 | マクィス@管理人 #W4pc5dQ. | [edit]
本物の本を読むよりここのレビュー読んだほうが十分出来ているかも。
【2006/09/19 01:28】 | paki #mQop/nM. | [edit]
本物の本にはもっと色々なエピソードがあるので
なかなかこの手の本にしては面白いですよ。
本人が書いてるのかは知りませんが^^
【2006/09/19 10:09】 | マクィス@管理人 #W4pc5dQ. | [edit]












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